2025年問題という言葉を耳にしたことはありますか?
いわゆる「団塊の世代」800万人全員が75歳以上、つまり後期高齢者となり超高齢社会が訪れることで生じるさまざまな影響のことを言います。
2030年には少子高齢化がさらに進み、人口の約3分の1が高齢者になると言われています。
ひまわりでは、これからの社会に求められる認知機能の低下予防に力を入れた運営を目的に、2023年7月にシナプソロジー、2023年11月に音楽健康指を導入いたしました。
●シナプソロジーとは・・・
「二つの事を同時に行う」「左右で違う動きをする」といった普段慣れない動きで脳を適度に混乱させ、認知機能を向上させます。
《できること》を目的としていないため、見ているだけ、何かしらの反応をしているだけでも脳に刺激が得られます。
また、シナプソロジーは、実施する時間によって期待できる効果が異なります。
来所直後 | 利用者様の脳を覚醒し、意欲を高めることで1日を自発的に行えるようにしていきます。 自発的になることで、機能訓練を積極的に参加し効果も高まることが期待できます。 |
昼食後 | 傾眠傾向にある方に行うことで、昼夜逆転生活を防ぐことが期待できます。 |
おやつ前 | 利用者様同士で楽しんで交流する事を目的にしています。 お話しや活動を一緒にする相手が増えることで、より充実した生活が送ることも期待できます。 |
お帰り前 | 活動的な気持ちになって、家に帰ってから楽しい気分になっていただくことが期待できます。 ただし、夜に向けて静かに過ごせるように、あまり激しい種目は避ける必要があります。 |
●シナプソロジーコーポレートインストラクターについて(インストラクター:管理者・松﨑)
インストラクターは、脳の概基礎知識と神経伝達の仕組み、構造と働き、シナプソロジーの科学的効果、グループ指導、疾患による対象者別モディフィケーション、シナプソロジーの展開を考えるなどを学び、実施効果を知るための利用者様の変化を捉える技術を修了しています。
●最後に・・・
デイサービスひまわりでは、<健康長寿に大切な3つの柱>を大切にしています。
栄養(食・口腔機能)・運動・社会参加の3つの柱は、お互いに影響し合っています。
どれか1つだけをすればいいというものではありません。
3つの柱をうまくリンクさせて自分の生活サイクルに組み入れていくことが大切です。
ひまわりでは、「体操」「運動」「歌唱」を付随させる事で、運動・口腔・認知と日常生活の要となる機能を維持、低下予防を目的とし、音楽の力を学び、利用者様の状態や目的に合わせ、安全で、楽しく、効果的な実践指導を行えるよう、2023年11月に音楽健康指導士を取得した職員を中心に、音楽の力で日常生活の意欲向上や感性の向上を目指す運動を取り入れています。